シニアライダーの旅日誌

Tana40年のツーリング記録

1998年12月 XTZ660ヤマハテネレー伊豆ツーリング

12月半ば、納車されたばかりのテネレーで慣らしを兼ねて伊豆へ初ツーリング。
東名で清水まで来てR1で沼津まで走る。途中、由比から富士山が綺麗に見えた。

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             由比で富士山が綺麗に見える

 

沼事からR136,414で真っ直ぐ南下、下田まで行き後は半島周りの基本、右回り、半島の西を回り沼津に戻る単純なルート、天城峠ではちょっと旧道にも立ち寄ってみた。

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               旧天城峠

 

高速道路での性能は当然のことだがレイドに比べると格段に良い、一瞬ではあるが100マイル/H(英国仕様でマイル表示)は出た。エンジンは滑らかでトルク特性もフラットな感じ。それに10ポンドハンマーでピストンを叩くような感覚は期待外れだった。
でもやはり250ccと比べるとトルクはるかに大きく4速、5速でスロットルを開けても低い速度からぐいぐい加速してくれるのは楽しい。
ダート性能はどうかな? 林道に入ってみるが通行止め、評価できるほど走れない。
下田からR136で半島の西へ回る。風が強い、浜の駐車場で止めてみたら風に煽られ立ちごけ、情けない。
起そうと踏ん張るが重い、やっとの思いで起こす。起こす練習もしなくちゃ、と痛切に感じた。

それにしてももう立ちごけ・・・大した傷ものこらずでほっとしたが。
この時の西伊豆はとにかく季節風が強い、強風にバイクをかなり傾けて走らなければならない。
そろそろ泊まるところを見つけないといけない時間。この辺りにキャンプ場はなさそうだ、素泊まりできそうな民宿も無い。雲見まで走ってやっと見つけた。「キャンピングリゾート雲見」である。
平坦な地形ならテントが飛びそうな風だが東向きの急斜面、今日の西風には盾になってくれる。
サイトの斜面頂上に上ると向うは断崖絶壁、太平洋が広がる、そしてそこにお風呂の小屋が建っている。北側には富士山がうっすらと見える。(写真には写っていなかった)
管理人さんから風呂の準備が出来た、と知らせが有りその断崖の展望風呂に入る。湯も眺めも最高。

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      富士山は肉眼では見えたが写真に写っていなかった

 

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           風呂の窓の向こうは断崖

夜は12月半ばとあって流石に夜は冷える。1リッターの水筒にお湯を入れタオルでくるみ寝袋に入れた。
簡易湯たんぽのお蔭で朝まで目が覚めずに眠れた。

今朝は昨日と違い曇天で風は弱そうだ。
朝飯を簡単に済ませテントを畳んで出発準備完了、管理人さんが「風呂入れるよ」って言ってくれたけど「有難うございます、でももう出発するところだから、また来ます」とお別れした。
西伊豆を海岸線に沿って北へ走る。今日は雲が多く富士山のいい眺めは期待できない。沼津を過ぎR1,R150と一般道をひたすら走り御前崎まで来て一休み。

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この後も一般道を蒲郡まで頑張り東名で帰宅した。
テネレーはシートも大きくセローの様に1時間毎の休憩は不要、一般道でも疲れずに走れる。
高速道路は前述のとおり、250CCクラスとは比べ物にならない。
燃費は帰ってきてからの計算だが、15とか11マイル/リッター、とまちまち、あまりよくはなさそうだ。

前述のとおりタート走行が出来なかったが次の機会に評価してみよう。

おわり