シニアライダーの旅日誌

Tana40年のツーリング記録

1998年3月 TTレイドで和歌山川湯温泉1泊2日の旅

川湯温泉の事は「紀伊半島の山中で川を掘れば温泉が出る所」くらいの知識しかなくどれ位時間がかかるか、どのルートが良いか、など検討もつかない。 兎に角紀伊半島の北側には25号線(東西名阪国道)が走っているので奈良県くらいまで行き南下する事にした。
当時は半島沿岸にはR42号以外今のように高速道路の無料区間など無く北から攻める頭しかなかった。
時間もルートも読めないので朝は夜も明けないうちに出発。
名阪国道の針ICまで走ったが、寒かった事だけは記憶にある。
針からはR369、169,311と繋いで川湯のキャンプ場に着いた。時刻は2時だった。
最近のキャンツーは2時に到着すれば、到着祝いのカンパーイ!!が始まるが、約20年前の自分は偉かった、2時に着いて昼食を作り、周辺探索と夜の買い出し、そしてお風呂、と到着直ぐに飲みだすような事はしていなかった。
ここで思い出す失敗は風呂だった。 仙人風呂は2月で終わっていたが100円で河原に掘った小さい露天風呂入る事が出来た。空気は寒いがビールを飲みながらの露天風呂は極楽気分、身体も温まってきた。でも悪い事に近くの温泉旅館からのお客も入ってくる、浴衣を着たままの若い夫婦連れが、暑くなってきたが素っ裸で出るのも躊躇する。でももう我慢できない。

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河原で流木を拾う、石で釜戸を作り焚火の準備。何を料理したか覚えていないが大したものは作っていない。たぶん酒の肴だけだっただろう。
日も暮れて月が出ている。もう一風呂浴びてこよう。
別の旅館が河原に掘った小さなプールの様な風呂に入った。 何の照明も無く月明かりだけ。 奥飛騨のキャンプ場の温泉を思い出し野趣を楽しんだ。

おわり