シニアライダーの旅日誌

Tana40年のツーリング記録

1995/10 セロー225 乗鞍 奥飛騨合掌の森

1995年10月、辺りはすっかり秋の雰囲気。乗鞍、平湯方面へキャンプ道具一式セローの荷台にくくりつけて出掛けた。
R153で昼神、R256、R19で薮原から奈川、R158、県道26号、エコーラインで乗鞍へ。頂上に近づくと道路脇に雪が積もっているが昨日辺り降ったのだろうか? 乗鞍高原付近では紅葉もまだ早かったくらいなのに、上下の気候の差は大きい。
エコーラインの途中で体を温めようと湧き水の出ている所でコーヒーを沸かす。だが、この水の不味い、温泉にコーヒーをいれて飲んでいるようだ。これは湧き水でも冷鉱泉のようだ。

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上からの眺めは美しい、秋で空気が澄んでいる、八ヶ岳方面まで綺麗に見える。それにしても寒い、ゆっくりしたいが下ろう。

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スカイラインを下り平湯に来る頃やっと暖かく感じてきた。
時刻は3時過ぎ、そろそろ今夜の宿を探し始めなければ。今日は合掌の森中尾キャンプ場と言うところに泊まる予定、但し予約はない。地図を見ると平湯からはまだ結構距離がありそうだ、かなり奥まったところに有ったがどうにかたどり着いた。
料金は当時場内の露天温泉入り放題でバイクで1名2000円だった。最近0円キャンプ場ばかり探している今の自分にとっては少し高めの設定だ。
乗鞍の頂上よりはずいぶんましだがまだ寒い、テントを張って早速温泉に入る。
これは気持ち良い。回りは森で紅葉も綺麗、温泉ファンになりそうだ。

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キャンプでは東京と横浜から来た方々と宴会になった。どんな話をしたのか覚えていないが兎に角楽しい時間を過ごすことが出来た。幸いにして用意していったラジオは不要だった(もっとも電波が届いていなかったが)。
夜が更けてくると気温が大分下がってきた。直火禁止、焚き火台も持っていないためコールマンのスポーツマスターで暖をとっていたらガス欠、予備燃料も持ってきていないので売店に買いに行く、だが店を開けたままで店員不在、待っても来ない。仕方なく代金を置いて1リッター缶を戴いてきた。
寝る前にも風呂に入った。今回もまた良い風呂だ、辺りは暗いが真上に綺麗な満月、明日も晴れるかなぁ。
夜中に寒くて目が覚めもう一回温泉に入り(合計3回)やっと朝まで眠る事が出来た。

テントから頭を出して空を見上げる。快晴ではない、曇天、それもいつ降ってきてもおかしくなさそう。撤収中に雨に降られるのは嫌だ。 急いでテントをたたみ出発準備完了。
昨夜一緒に飲んだ連中はまだ起きていないようなのでそのままそっとキャンプ場を後にした。
帰りは平湯まで戻り158号で高山、41号で名古屋方面へ帰ろう。
そして雨は平湯に来たときには降りだし結局家に着くまで降られた。
今回、セローの高山病の酷さには驚いた。エコーラインで回転が上がらない、これはまぁ許せる(但し、ホンダXL250は問題無かったが)、高山市くらいに来てもまだ調子がおかしい。帰ってからニードルを一段下げて次のツーリングで様子を見ることにした。

おわり