シニアライダーの旅日誌

Tana40年のツーリング記録

2003年2月 愛鷹林道 By ヤマハ テネレー660

一年で一番寒い時期、こんな時期に誰かを誘っても迷惑だろうと、今回は単独、「富士山を見てキャンプして林道を走りたい」目的は漠然としていた。

でもキャンプ場だけは静岡県富士川町の「野田山健康緑地公園」と言うところを管理する役場に事前確認をして出かけた。05:00に家を出て、岡崎まで東名、そこから行ける所まで 1 号線を行ってみよう。

金曜日ともあって 8 時ごろには渋滞がひどくなった。 所々高速を使ったが1号線走行中清水では酷い渋滞にはまり 1 時間は費やしただろうか。

国道1号富士市付近を快調に走る。富士山が綺麗に見えるので写真撮影。「午後から麓に行ってみよう」

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愛鷹林道へは案外すんなり来た。春山川に沿って茶畑の農道を道なり。 入っちゃいけない林道走ってトラブッても嫌なので林道入り口の看板にある営林署の番号にTEL確認、通れるとの事。 林道は片道 12 キロ、これを往復することにした。 富士市が眼下に広がるなかなか眺めの良い山腹を走る林道でアップダウンも少ない。 ちょっと前に日帰りツーリングでダート性能は評価済み、車体は重いがフラットダートなら大丈夫、ただフロントが重いので泥や深い砂でフロントが取られるとまずい気がする。
林道を1往復した、なかなかいい感じ。

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一旦山を下り海岸で休憩、朝と同じで富士山はまだ綺麗に見える。
実は気になる事があった。今日は長男の高校推薦入学結果が分かる日なのに出かけてきたのだ。家に電話をしてみたら推薦合格、との事、おめでとう!!心置きなくツーリングが楽しめそうだ。(全く身勝手な親父だ)。
午後になって麓のほうに上っていくともう既に雲が掛かって山頂は見えない。美しい富士山は午前中だけだった。
キャンプ場に向う事にした。 キャンプ場を管理している町役場にTELしたときは一度役場に寄ってくれとの事だったのでまずは役場に寄り説明を聞いた。
富士川町の小学校近くから山道に入る。役場の人の話だとバイクなら数分とのことだったが、とんでもない 30 分は要した。
誰もいない山の上のキャンプ場、富士山も正面に見える方向だが雲で何も見えない。
役場の説明では水もマンガンが強すぎるので飲めない、と言っていた。
気温も下がってきたしまずは薪を集めるが結構藪の中に入っていかないと見つからない。大きな枝は引っ張り出すにも一苦労、朝の分まで集めるころには体がぽかぽかになっていた。
(焚火は体を3回温める。集める時、のこぎりで適当な長さに切るとき、そして燃やす時)
水が使えない(飲用に)と言う事で1リットル持ってきたがこれでご飯を炊きコーヒーを飲み、次の朝ラーメンを食べる。結果1リットルで全てで来た。

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翌日は 8 時に出発、天気予報とはかなり違い降ってきそうだ。
三保の松原を見物(現在は富士山と共に国際遺産)して150 号線を南下、吉田で東名に乗り袋井で降りて天竜川に沿って北上、浜松北部の和山間林道を目指す。 

 

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和山間林道は工事中で昼まで待つ必要があったので断念。 佐久間まで来たらついに雨が降り始めた。
でも、まだ林道を走りたい。以前来た林道を走ろうと設楽町から県道33号を少し走り左に折れて橋を渡る。そのまま進めばダートだったが3年前とは違いかなり奥まで舗装が進んだ感じ。暫くはしるとダートになる。テネレーでもテールがいい感じに滑っていく。そして道はどんどん標高を上げ頂上付近では雨も雪に変わっていた。
1本走ったら和山間林道の通行止めのもやもやがやっと晴れ気持ちも収まった。
今日は雪が酷くならないうちに家に帰ろう。


おわり