朝は四時半に目が覚めた。二階の窓から屋根が白くなっているのが見えた。未だ降っているが予報通りなら午後には上がるし静岡県は晴れのはず、大したことはないだろう。
飼い犬の散歩を終えたころは雪も止んだかに見えた。準備をして出発時刻がせまってくるとまた降ってきた。
こんな天気なのにメンバーの誰からも中止、延期、その他予定に関する連絡は無い、自分も含め予定通りの出発を疑う者は居なかった。 7時15分自宅出発、三好から東名高速に乗る。
豊田の辺りは雪も少なくもうこのまま東に向かえば安心かなぁ、と思いきや岡崎を過ぎると雪の量が増えてきた、積雪量、降雪共に。こりゃどこかで降りないといけないかも、と思うほどだった。
静岡県との県境づくに従って今度は雪が少なくなってきた。トンネルを越えるともうちらつく程度になった。やれやれ、もう大丈夫そうだ。
Oさんが途中でい追いつき、そして浜名湖ＳＡ入口でUさんに追い付いた。これでバンガローの最低必要人数は確保。スタバでコーヒー飲んであとはＫさんを待つ。９時を少し回った時点でKさん到着、脱落者無しで再出発、富士山が見え隠れ、明日は撮れるかどうかわからない、途中何度も止まって撮影。
１１時頃沼津到着、干物屋で「ほっけ」の干物、他を仕入れる。隣にあった王将で昼食、随分久しく食べていなかったが王将ラーメンを注文。
スーパーマーケットを探しながら１３６号を南下、混んで走りにくい道だ、なかなか距離が伸びない、ここでかなり時間を食った。もう一人の参加者K氏ともやっと連絡が取れたのでこの先の道の駅で待ち合わせフルメンバーが揃った。
天城峠を下り途中で左折、ループ橋の下をくぐって二三キロ進むと温泉街の終わりに河津七滝キャンプ場があった。
薪はあるかと尋ねたが、結局は近くの林でふんだんに集める事が出来た。昨日早速温泉に浸かる。かけ流しの天然露天風呂、手足の先が痛むほど暖かい、肌がジリジリする。冷えきった体に暖かい湯がなんとも気持ち良い。これだから冬、キャンプ、ツーリング、温泉の組み合わせは必須だ。結局風呂には３回入った。
火を焚いて何時もの様に酒宴が始まる。バイクの話に花がさく。たまに最近世の中を騒がしている憂鬱な話にもなってしまう。夜がふけてくると椅子に座って寝るやつ、倒れるやつも出てくる。そろそろ寝ますか、そうだね。俺は二回目の風呂に入る。
二日目、雲ひとつ無い天気とはこの日の事、プラス空気が澄んで遠方の透明度１００％、風も無いほぼ完璧な天気。
まずは414号を南下し下田経由136号を北上、伊豆半島西海岸を時計回り、ワインディング路を快適に飛ばす。
大瀬崎あたりで富士山が正面にくっきりと見える。こんな綺麗な富士山を見たのは初めてである。
県道17号の沼津手前の料理屋、海鮮丼で昼食1300円、少し高めだが旨い。インターまでは混んだが沼津から高速に乗り、途中のSAで解散、お疲れ様、また行きましょう。
おわり
